歯並びいいね

 

 

歯並びがいいねと君が言ったから 

 

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先日、歯並びがいいねと褒められた。

多分、人生通算2回目。山田哲人のトリプルスリー達成回数と同じ。栄えがある。

 

別に、歯並びなんて努力の結果でもなく、ただ生まれ持ったものに過ぎないし、生まれ持ったものの中でも社会的に認められる類のものではない。

 

けど、褒められて悪い気はしないから、せっかくなので破顔して、その褒められた歯並びを見せつけてみた。ニカッ

 

確かに鏡を見てみると、自分の歯並びは綺麗だ。相場はわからないが、美しいと感じた。

 

 

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無論、そんな自慢がしたいわけではない。

 

ここで大事なのは、他人から褒められるまで、自分は歯並びがいいなどと思ったことは一度たりともなかったということよ。

 

初めて指摘されたのも今年で、その時初めて歯並びにいい/わるいという観点があることを知った。

 

爪の形とか、ヒゲの艶とか、こんなことを言い出すとキリがないと思うけども、今回再び褒められたことで確信したのさ。

 

歯並びにいい/わるいがあると認識している人が、一人ではないということを!

 

あれは偶然ではなかったんだ。

 

 

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たったひとつ、ちっぽけなエピソードから壮大な話を導いてしまうのだけど

 

自分では気付かないけど、他人から見出されて、初めて気付けるいいところってのが、人にはあるんだろなぁということ。

 

逆に、自分が引け目を感じてることでも、他人はまったくもって、気にも留めたことがないということがあり得るということ。

 

 

改めて、気付きました。

 

そーうだったらいいのになー

そーうだったらいいのにな、ジャン

 

 

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これ、絵本になりませんかね??