東大入っても品性は養われなかったイキリオタクの懺悔

日々のツイートの希釈 頑張って生きまっしょい

虚しさを睡眠だけで乗り越える

今日という日、全てが虚しい。

 

朝、決まった時間に起きる。

スケジュールに支配された自分が、虚しい。

 

髪型を整えようと、鏡を見る。

見た目を気にしている自分が、虚しい。

最低限の身なりぐらいは、と世間の圧力に屈する自分が、虚しい。

気になるあの子に会いに行くでもない。もっとも、外面だけで気を引きにかかる虚しさは、とうの昔に知っている。

 

電車に乗り、今日が日曜であることに気付く。平日と休日のメリハリがなくなった、漫然とした生活を反省する瞬間だ。

それでも、休日出勤という響きは虚しい。

 

池袋で人がたくさん降り、代わって乗客がある。車両に空間は存在しない。

その無関心をわかっていながら、控えめに空いた席を探そうとする自分の小ささが、虚しい。

 

渋谷で降りる。ホームに、ヒカリエの方向を案内する人がいる。今日に限って、なぜこんなものが。

ただ案内板を持って突っ立っている時間に、あの人は何を見出すのだろうと考え、虚しさしか浮かんでこない。

 

昨日までのルートを辿ったら、途中で封鎖されていた。それならそうと言ってくれ、と苛立ちながら遅刻回避のために足を早める。

集合時間ギリギリに急ぐ時は、いつだって虚しい。家を出る前、短縮できたはずの時間が必ず存在するからだ。己の愚かさを呪うだけでは改善されない。

 

バイト先の古びたビルに到着。ここには自動販売機すら無い。気の無い挨拶から仕事が始まる。

唯一の楽しみである飴が切れていて、ガックリきた。

 

ひたすら模試の採点が始まる。家で採点を経験した時、自分に適性があると思ったから応募したのだが、歩合制でないから意欲は上がらないし、音楽も聴けない。

せめてラジオぐらい流してはどうかとも上司に提言できない自分は、変わらないものに対して批判を加える資格などなく、虚しい存在だと自覚する。

 

時たま現れる、やる気のない答案。彼もまた虚しさを知った人なのだろうか。受験に意味を見出せずも、親や教師や友人に唆され、重い足を運んだのだろうか。

当時の心境を思い出し、変わらない性質にまた虚しくなる。

 

昼食休憩、食費を時給で割って虚しくなる。稼いだそばから消えていくマネー。ただ生き長らえるために食べ、食べるためにバイトをする。

進まねえ俺の人生。虚しいに決まってる。

 

いつもの癖でスマホに手を伸ばす。また今日も思い込みが激しいだけのクソみたいなツイートが、たくさんの同意を集めている。

こんな薄っぺらい人の集う社会で暮らしていることに、虚しくなる。

一方自分のツイートは、他人の指の下を泳いでいくだけ。無関心が身に沁み、虚しくなる。

 

もう考えることにも飽きてしまい、恋愛だ承認だが虚しいだけだと結論付け、思考を止めて奴隷労働に従事し続ける。

マニュアル通りに動く身体に、俺が入り込む隙間はない。

 

イムリミットが迫り、一体となって終わらせにかかる謎の空気に、疑問を抱く。こんなものを終わらせたところで、達成感など味わえないだろう?

あくまでお金のため、俺は残業など真っ平と、空気を読まずに帰った。

 

本も読まない。鞄に忍ばせる文庫本のページが、全然進まない。いつも疲れ切っていて、本を読む気にもなれない。

自分の期待が、いつも自分によって裏切られる。

 

虚しさで溢れていた。虚しさで溢れるとは、とんだ皮肉だ。

虚無とは何もない状態ではないのか。

実体はなかろうと、そこには重さが存在している。のしかかってあらゆる行動を塞ぐのだが、考えることだけは寧ろ促進されてしまう。

 

虚しさを積極的に受け止めることで、そこから脱出できるかもしれないという期待がそうさせているんだと気付き、自家撞着に包まれて帰宅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も一日、何もなかった。

 

 

 

 

虚しさにサヨナラを告げるべく、おやすみなさい。

 

 

寝てる間は死んでるのと同じことなんて言ったものだが、虚しさをリセットしてくれる素晴らしい効能があるのだ。