ゆうめいに、にゃりたい。
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わーすた / ゆうめいに、にゃりたい。 MUSIC VIDEO Short Ver. (The World Standard / Wanna Be Famous)
(誰も見てないと思いますが)良いですね。
僕も有名になりたいです。いや、かつてはそう思っていました。
高2の秋に東進に通い始めた時、最初にプロフィール表を書かされました。
将来の夢の欄があったので「世の中に広く名を知らしめる」とだけ書きました。
苦笑なのか冷笑なのかなんなのか、担任の顔はニヤついていました。
そして褒められました。
浪人中のこと。
模試ごとに各科目の目標を書かされました。
世界史の欄には「教科書に載る」とだけ書きました。
この時もなぜか担任から褒められました。
目標を高く持つことはいいことだと言いたかったのでしょう。
とにかく何か大きなことを成し遂げたいと、ぼんやり思っていた頃のかわいい話です。
今でも思わなくもないですが(笑)
さて、一口に「有名になる」と言っても、想像する程度には個人差があることでしょう。
アルファツイッタラーはフォロワー何人以上を指すのか、という質問に様々な答えが返ってくるように。
学校で知らない人はいないというレベルだったり、外出の際に周りの目を意識してしまうレベルだったり、まあ色々あるでしょう。
各種サービスが充実し、セルフプロデュースがぐっと手軽になって久しいですが、それでも一定の知名度を得るのはなかなか難しいのではないかと思います。
たとえ一部の界隈においてであっても。
今回はわかりやすい基準として、wikipediaに記事があるかどうかを提案します。
日本で一番ペタンクが上手な方が載っていないなど、しっかりした基準になるはずはないのですが、感覚的に近いと思いますし、そもそも漠然とした概念について考えるのですから許してください。
一応、wikipediaは記事にするにふわさしいかどうかの判断材料として、特筆性を定めています。
ここには「有名である」こととよく関連しているが、区別されるとあります。
全ての記事がこのガイドラインに則っているとは思えませんし、参考程度ということにしましょう。
今回は、日本において有名な日本出身の人物の割合を調べることにします。
自分がどの程度頑張れば有名になれるのかを知るためです。
現時点での日本語版の記事数は1,087,221本。
このうち「存命人物」のカテゴリに含まれるのは、177,213本です。
さらにこのうちの日本人の数を知りたいのですが、さすがにそこまでカバーしていません。
日本語版であることを考慮すると、大体半分ぐらいは日本出身なのではないでしょうか。
半分と仮定すると88606.5本。
日本の人口が1億2672万人(2017年11月の推計値)とのことなので、単純計算すると……
ちょうど0.07%ぐらいでした。
およそ10000人に7人という数字です。
価値判断は皆さんにお任せします。
ちなみに、各年齢における東大生の割合が約0.3%です。
これを考えると「東大生の上位1/4に入るぐらいのことか」と余裕な気がしてきますが、一万人が集められたホールでくじ引きが行われ、自分が7人の中に選ばれるかを考えると、まああり得ないな、となりますね。
不毛な議論ではありますが、やはり有名人と呼べるのは一握りということですね。
なので、自分に過度に期待せず、普通の人間だと思って生きていくのがいいと思います。
同年齢の人が活躍してるのを見ると焦りますが、その人が有名ゆえに情報が入ってくるだけのことです。
ほんとに世の中無限に人がいて、ほとんどが普通の人です。
少数の特別な人のおかげで豊かな暮らしができていることを幸運だと思いたいです。